今日は3月9日。
3月9日と言えば……レミオロメンの歌が有名ですね。
卒業シーズンでもあります。
卒業式、毎年何気なく受け入れている儀式ですけれど、これっていつから始まったものなのでしょう。
調べてみました。
まず。
卒業式は外国にあるの?
実は、ないんですね。外国でも、大学の学位授与の式典はあるのですが、それだけ。
各学校の修了ごとに卒業式をするのは、何と日本と韓国、あとは台湾?くらいなようで。
卒業式の由来
日本では、1872年(明治5年)に学制が施行されました。その際に、各学年ごとに試験修了者に対して卒業証書を授与したことに起源を持つと言われています。
その後、明治10年代ごろに現在のような独立した儀式として定着したと言われています。
実際に記録に残っているものとしては、1876年に陸軍戸山学校で行われた「生徒卒業式」というものがあるそうです。
また、東京大学第一回卒業式は1877年に、東京女子師範学校の第一回卒業式は1879年に行われています。
卒業式の歌の定番の由来
蛍の光
1881年(明治14年)に「小学唱歌集初編」で発表されているので、歌い始めたのはこの後からでしょうか。
海軍兵学校や海軍機関学校等の卒業式典曲としてよく使われていたようです。
原曲はなぜかスコットランド民謡。歌詞は中国の故事「蛍雪の功」にちなむ、わりと国際色豊かな曲です。
仰げば尊し
1884年(明治17年)発行の『小学唱歌集』第3編で発表されたそうです。師範学校や女子高等学校などでよく歌われたそうです。
なお歌う学校は年々減っている様子。
歌う歌も「旅立ちの日に」や「3月9日」「さくら」など、いろいろ変化しているようです。
そういえば最近は女子小学生が卒業式に袴をはくとか……
時代はやっぱり変わるものですね。
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