中世史(日本史)

父と夫がまさかの…… 皇嘉門院 藤原聖子 その生涯について

皇嘉門院 藤聖子 崇徳后 近衛准母 法性寺関白第一女 母大納言宗通卿女従三位藤宗子 大治三十一九 叙従三位 八 同四正十一六為女御 九 同五二二十一 為中宮 永治元十二二十七為皇太后 天皇即位日年 二十一 久安六二二十七甲戌 院号二十九 保...
中世史(日本史)

強かなる平安シンデレラガール 美福門院 藤原得子 その生涯について

今までの記事の中で「鳥羽天皇の寵姫」としてのみ登場してきた彼女。寵姫の名前にたがわず美しく、そして鳥羽院政期を翻弄し、そして、もしかしなくてもその後約700年続く、武家の時代の幕開けに一役買った、日本史になくてはならない存在の女性です。政治...
古代史(日本史)

『令和』の由来と万葉集

新元号が発表されましたね。「令和」。初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす典拠は万葉集の序文からだそうで。 大友旅人の家での風景を語った序文だそうです。どことなく蘭亭序を意識しているような……? 天朗氣清,...
中世史(日本史)

優雅なる流され人生 高陽院 藤原泰子 その生涯について

高陽院 藤泰子 本名勲子 依衆難改之 鳥羽后 知足院関白一女 母右大臣顕房公女従一位源師子 長承二六十九入上皇宮 三十九 同三三二 従四位下准三宮 四十 于時女勲子 十九日為皇后宮 于時泰子 保延五七二十八丙午院号 四十九 同七五五為尼 清...
中世史(日本史)

二人の帝王を股間に弄す 待賢門院 藤原璋子 その生涯について

タイトルは『飛燕外伝』趙合徳の言葉より 。彼女の生涯を表すのに、これほどふさわしい言葉はないように思います。彼女の美しさゆえに帝王(達)はゆらめき、そしてそれがためにいろいろな疑惑、事件が起こりました。平安末期、院政期の怪しい雰囲気の中で...
中世史(日本史)

「明智光秀の母」は果たして殺されたのか?

明智光秀はなぜ本能寺の変を起こしたのか?日本史上に残る最大級の謎ではないでしょうか。そしてその理由は多く語られていますが、その中の一つに、こんなものがあります。明智光秀は丹波を平定する際に、自分の母親を、丹波の戦国大名波多野氏に、人質として...
中世史(日本史)

愛された薄命の少女 郁芳門院 媞子内親王 その生涯について

郁芳門院 媞子 堀川准母 白河第一女 母右大臣顕房公第一女中宮藤賢子 京極関白養女 承保三八十六 為内親王年一 承暦二三十六准三宮三 同八二為伊勢斎宮 応徳元九九退下 年九依母后御事也 寛治五正二十三為中宮 年十六当今養母同母義 同七正十九...
中世史(日本史)

ザ・プリンセス 二条院 章子内親王 その生涯について

二条院 章子 後冷泉后 後一条第一皇女 母法成寺関白第三女 藤壺中宮藤威子 万寿四二十一 為内親王年二 長元三十一二十 一品准三宮五 長暦元十二十三入太子宮十二 寛徳二正十六為女御 受禅日年二十 永承元七十為中宮二十一 治暦四四十六為皇太后...
女院

摂関家に勝った女 陽明門院 禎子内親王 その生涯について

陽明門院禎子 後朱雀后 後三条母 三条院第三皇女 母法成寺関白第二女皇太后藤妍子 長和二十二十二為内親王 四年十二二十七准三宮 三 万寿四三二十三 入太子宮十五 長元七七十八奉誕後三条 同十二十三為中宮二十五 三一為皇后宮 寛徳...
オリエント

古代エジプト ハトシェプスト女王について

ハトシェプスト女王の生涯トトメス1世王女として生まれ、異母兄トトメス2世と結婚しました。トトメス2世の13年の治世の中では、彼女は「アメン神の妻」などの称号を持つ、エジプトの歴史の中に多くいる王妃の一人にすぎませんでした。しかし、トトメス2...