女院

女院

大天狗と楊貴妃の間に生まれた女領主 宣陽門院覲子内親王 

史上初の「宣下の根拠(天皇の皇后、天皇の准母など)を持たない」女院となったのが、後白河院の第六皇女・覲子内親王です。 他の姉妹たち(殷富門院、式子内親王など)はいずれも成人してかなり期間がたってからの女院宣下、准三宮宣下などを受けていること...
中世史(日本史)

平家の栄華の立役者 建春門院 平滋子

さて、今回ご紹介する女性は、美福門院に負けず劣らずのシンデレラ、かつ、実家を盛り立てていったという点では、美福門院よりもすごいかも?な女性です。 建春門院 平滋子 後白河后 高倉母 兵部少輔平時信女 母民部卿顕頼女 仁安元十二十一 叙従三位...
中世史(日本史)

女帝になった……かもしれなかった 八条院 暲子内親王

今回お話しする八条院 暲子内親王は、もしかしたら女帝になっていたかもしれない人物です。 日本において女帝は古代、飛鳥~奈良時代に、6人(もしかしたら「中皇命」含め7人かも)と、時代は下がって江戸時代、とある事情によってやむかたなしに生まれた...
中世史(日本史)

強かなる平安シンデレラガール 美福門院 藤原得子 その生涯について

今までの記事の中で「鳥羽天皇の寵姫」としてのみ登場してきた彼女。寵姫の名前にたがわず美しく、そして鳥羽院政期を翻弄し、そして、もしかしなくてもその後約700年続く、武家の時代の幕開けに一役買った、日本史になくてはならない存在の女性です。 政...
中世史(日本史)

二人の帝王を股間に弄す 待賢門院 藤原璋子 その生涯について

タイトルは『飛燕外伝』趙合徳の言葉より 。彼女の生涯を表すのに、これほどふさわしい言葉はないように思います。彼女の美しさゆえに帝王(達)はゆらめき、そしてそれがためにいろいろな疑惑、事件が起こりました。平安末期、院政期の怪しい雰囲気の中でこ...