鎌倉殿の13人

中世史(日本史)

三浦義澄の妻と子たち

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、佐藤B作さんが演じることになっている「鎌倉殿の13人」こと十三人の合議制のメンバー・三浦義澄。 相模国の豪族で、平治の乱でも源義平に従い、頼朝挙兵時にも参陣しようとするなど、源氏とも昵懇の間柄でした。 ...
中世史(日本史)

丹後局~楊貴妃と呼ばれた女~

後白河院(後白河法皇)は、何人もの女性や白拍子たちを寵愛しました。そんな後白河院が晩年、熱烈に寵愛したのが「丹後局」です。 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では鈴木京香さんが演じることでも話題になっている丹後局がどのような女性だったのか、調べ...
中世史(日本史)

頼朝の忠実な郎党・加藤景廉とその子孫について

源頼朝挙兵の端緒の動きとなったのが、頼朝による山木館の襲撃です。 その際に、山木兼隆を討ち取り、「殊更きりもなき剛の者、そばひらみずの猪武者」と、『源平盛衰記』にてたたえられたのが、加藤景廉です。 その後も頼朝に従い続け、頼朝死後は北条...
中世史(日本史)

牧の方~京出身の鎌倉幕府所代執権・北条時政継室~

鎌倉幕府所代執権・北条時政は晩年に息子義時・娘政子によって失脚に追いやられてしまいます。そこまで親子仲がこじれてしまった原因の一つが、義時・政子の継母にあたる時政の継室・牧の方の存在でした。 京出身とも言われる牧の方がどのようなパーソナリ...
中世史(日本史)

伊賀の方(伊賀氏)~鎌倉幕府執権・北条義時の疑惑多き継室~

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の主人公、北条義時は正室を2人迎えています。1人目は比企朝宗の娘・姫の前ですが、2人目の正室(継室)が、伊賀朝光の娘、伊賀の方です。 夫義時の毒殺疑惑や、彼女の名前の冠された政変「伊賀氏の変」などの存在もあり、...
中世史(日本史)

姫の前~鎌倉幕府執権・北条義時最初の正室~

『鎌倉殿の13人』でまだキャストは発表されていませんが、ひそかに注目を集めているかもしれないのが、北条義時の最初の正室となる「姫の前」でしょう。 『吾妻鏡』においても、義時に熱望されて正室になったことが記される彼女ですが、その一方でいつの...
中世史(日本史)

比企能員の妻と子と子孫たち

鎌倉幕府所代将軍・源頼朝の乳母の甥で養子であった比企能員。2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、佐藤二朗さんが演じることでも話題を集めています。 そんな比企能員ですが、実は出身国すら定かではなく、父母の名前もよく分かっていない謎の...
中世史(日本史)

阿野全成 義経と頼朝の陰に生き続けた男

梶原景時失脚の引き金となったのは、北条義時の妹・阿波局でした。その阿波局が結婚していたのが、阿野全成。「悪禅師」と称された頼朝の異母弟で、そしてあの義経の同母兄にあたる人物です。 源氏将軍家の中でひっそりと暗躍し続けた阿野全成。その生涯に...
中世史(日本史)

山木(平)兼隆 源頼朝になれなかった男

源頼朝の踏み出した第一歩、石橋山の戦いは頼朝の敗北に終わりますが、実は石橋山の戦いの前に、頼朝はある武士を襲撃し、勝利しています。その武士の名前は山木兼隆、『曽我物語』などの創作物では、「政子の本来の婚約者」だと紹介されることもある男です。...
中世史(日本史)

坊門信子(西八条禅尼)源実朝の妻

鎌倉幕府の源氏将軍の三代目・源実朝。 彼は兄頼家とは異なり、妻はただ一人だったと伝わります。(千葉氏出身の「久米御前」という側室がいたという伝承もありますが、『吾妻鏡』等に記録は残されていないため、公的にはいないと言っていいでしょう。) ...